華流映画の名作『花の影』が8月4日(木)まで特別上映中
1996年のカンヌ国際映画祭で正式出品された名作映画『花の影』が、東京・渋谷のBunkamuraル・シネマにて、7月28日(木)から特別上映されている。Bunkamuraでは、今年6月に『さらば、わが愛 覇王別姫』を上映。その大反響を受け、『花の影』の特別上映を決めた。
本作は、レスリー・チャン、コン・リー、チェン・カイコー監督トリオが再集結し、96年カンヌ映画祭に正式出品された超大作。製作期間3年、『さらば、わが愛』の2倍以上の製作費を費やし、上海郊外に20年代の華やかな上海を巨大セットを再現し製作された。公開当時の35㎜フィルムを使用して、およそ四半世紀ぶりにスクリーンに甦る。
<ストーリー>
1911年、辛亥革命に中国じゅうが揺れた年。緑濃い水の都・蘇州の富豪パン家には阿片が煙り、当主の愛娘ルーイーも阿片に酔いしれている。この家に両親を無くし若旦那に嫁いだ姉を頼ってきた聡明な少年チョンリァン。だが彼は阿片中毒の若旦那に虐待され、最愛の姉との一夜で”男”にさせられたことに絶望して屋敷を飛び出した……。時は過ぎ、20年代の魔都・上海。粋なスーツに身を包んだ美青年が、颯爽とダンスホールを駆け抜ける。人妻と逢引しては脅迫する名うてのジゴロ、シャオシェこそ大人になったチョンリァンだった。上海マフィアの一員となり、甘いマスクで平然と女をだましながらも、姉に似た女に安らぎを求めた。屈折した心を抱える彼にある日ボスから下った指令は、パン家の当主の死で財産相続人となった若旦那の妹、ルーイーを誘惑することだった――。
『花の影』
7月28日(木)~8月4日(木)特別上映
10:30 / 18:30~(終)20:55
※8/5(金)以降の上映有無は未定
料金:1,500円 (税込)
※特別興行につき各種割引、シニア割引、サービスデー割引等対象外
※フィルムの状態によっては、映像と音声にお見苦しい箇所がございます。あらかじめご了承ください。