中国の名匠・賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督を特集/ザ・シネマメンバーズセレクション

洋画専門CS放送「ザ・シネマ」では、ザ・シネマメンバーズがセレクトした上質な映画を特集する『ザ・シネマ メンバーズ セレクション』にて、世界三大映画祭のすべてで受賞を果たしている中国の名匠・賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督を特集。初期傑作から代表作まで5作品を、2月13日(月)~17日(金)の期間中に放送する。

ダム建設で沈んでいく町を圧巻の映像美で映し出し、ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した感動作『長江哀歌(エレジー)』や、中国社会の移り変わりと時代を超えて想い合う母と子の愛を描いた『山河ノスタルジア』などがラインナップされている。
特集ページ:https://www.thecinema.jp/tag/410

<放送作品情報>

『プラットホーム』

© 2000 バンダイビジュアル

放送日:2月13日(月)6:00~

<あらすじ>
文化大革命から2年後の1979年、中国・山西省汾陽。幼なじみの明亮、瑞娟、張軍、鐘萍は宣伝工作隊の劇団に所属し、ずっと一緒の時間を過ごしていた。そんな中、改革開放による自由化の波が地方にも押し寄せ、彼らの生活は一変。政府からの補助金も打ち切られ、劇団は自立を余儀なくされる。ポップミュージックやダンスなど新たな趣向を取り入れ、地方巡業にも力を入れるが、やがて瑞娟は町にとどまって転職を決意する。

『青の稲妻』

© 2002 LUMEN FILMS,E-PICTURES,BITTERS END

放送日:2月14日(火)6:00~

<あらすじ>
中国山西省の地方都市・大同に暮らす19歳のシャオジィとビンビンは親友同士。シャオジィは定職に就かず、ビンビンは仕事をクビになったことを親に言えず、バイクを乗り回したり無為な毎日を過ごしていた。そんなある日、シャオジィは年上のダンサー、チャオチャオに恋をするが、彼女はヤクザの愛人だった。一方、ビンビンには裕福な家庭に育つ受験生の恋人ユェンユェンがいたが、真面目な彼女との距離を縮められずにいた。

『世界(2004)』

© 2004「世界」製作委員会

放送日:2月15日(水)6:00~

<あらすじ>
世界各国の名所を10分の1に縮小し再現している中国・北京郊外のテーマパーク「世界公園」。そこでダンサーとして働くタオは、同僚たちから「姐さん」と慕われ、同郷の守衛主任タイシェンという恋人もいた。ある日、タオの元恋人リャンズーがモンゴルへ旅立つ前に楽屋を訪れたことで、将来の生活に漠然とした不安を抱える彼女の心が揺れる。一方タイシェンは、闇商売を営む同郷の先輩から付き添いを頼まれたチュンに惹かれる。

『長江哀歌(エレジー)』

© 2006 Xstream Pictures

放送日:2月16日(木)6:00~

<あらすじ>
山西省の炭鉱労働者サンミンは、16年前に別れた妻子を捜すため長江の古都・奉節を訪ねる。しかし政府が行なった三峡ダム建設によって、町は水の底に沈んでいた。それでもサンミンはあきらめず、現地で肉体労働をしながら情報を集める。一方その頃、工場へ出稼ぎに行ってから2年間音信不通となっている夫グォ・ビンを捜すため、シェン・ホンも奉節にやって来る。夫の友人の協力で行方を突き止めるが、夫には裕福な愛人がいた。

『山河ノスタルジア』

© Bandai Visual, Bitters End

放送日:2月17日(金)6:00~

<あらすじ>
1999年の山西省・汾陽。教師タオは幼なじみの炭鉱労働者リャンズーと実業家ジンシェンから想いを寄せられていた。そんな中、彼女と距離を取るようジンシェンに告げられたリャンズーが汾陽を去り、タオはジンシェンと結婚する。2014年、ジンシェンと離婚したタオは父を亡くし、息子ダオラーを葬儀に参列させてほしいと元夫に頼む。2025年、大学生になったダオラーは留学先のオーストラリアで孤独な日々を送っていた。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000187.000009513.html