中国の次世代アーティストChloe Chenの日本初展示『NOWHERE』が原宿で5月19日から開催

中国の新時代を牽引するアーティスト、Chloe Chen(クロエ・チェン)の日本初展示『NOWHERE』が、東京・原宿のSOMSOC GALLERYで開催される。
展示期間は5月19日(金)から5月28日(日)まで。中国、ひいては世界のアートシーンをこれから牽引していくクロエ・チェンの貴重な原画、立体、大型作品を一挙に公開する。

<作家紹介>
Chloe Chen(クロエ・チェン)、本名は陳嫣冉。2005年中国・北京生まれ。上海・北京在住。

21世紀に生まれたクロエ・チェンの作品は、自己の内面を繊細に捉え、成長過程で感じた内なる声からインスピレーションを得ている。3歳の時から創作を開始し、当時から中国では「天才少女」と言われていた。 13歳の時にイラストレーターとしての活動を本格的に開始し、14歳の時にストップモーションアニメとモデリングを学ぶためロードアイランドに、16歳の時に漫画を学ぶために来日した。また、日本のホラー漫画やフランスの実験映画などから得た豊富な知識と感性を生かし創作に取り入れている。イタリアのモレスキンや、フランスのバレンシアガなどのブランドのデザインを手掛けるなど、国際的ブランドとのコラボレーションも行っている。また、インスタグラムや中国版ツイッター「weibo」でも多くのファンから支持されている。

「何も見たくない。何も感じたくない。何も思い出したくない」(Chloe Chen)

クロエの作品の最大の特徴は、作家自身がよく見るという悪夢、自分の成長に伴う不安と恐怖、他者との間で揺れ動くアイデンティティを暗い画面に落とし込みながらも、絶妙な「あたたかみ」を感じさせる点にある。作家が作品上で恐怖や不安などの“寒さ”を突き詰めながらも、最後には美しい“温かみ”が作品にもたらされる。本展示のメインビジュアルでもある『Nowhere』にも見られるように、作家が「何も見たくない、感じたくない」と一種のニヒリズムを突き詰め、作品に落とし込んでいけば行くほど、彼女の見たもの、感じたものが我々にある種の安らぎと温かみを与えてくれる。

<展示概要>
『NOWHERE』
主催:SOMSOC GALLERY
期間:5月19日(金)~5月28日(日)
時間:13:00~19:00(月曜休館)
場所:SOMSOC GALLERY
所在:東京都渋谷区神宮前3-22-11
HP:https://somsoc.jp